切り口が大切

デザイン表現の核は、やはり企画です。

ターゲットは誰で何を一番訴えたいのか、目に止まるインパクトなのか、反響をとりたいのか、見込み客の開拓なのか、他社との差別化なのか、などなど…。

 

ということは一人のデザイナーでこの切り口でいろいろな表現ができるのか? デザイナーの中にはグラフィックデザインを作品づくりだと思っている人がいますが、答えはNOです。自分の表現の場と考えているのならギャラリーに出展でもして自称アーティストとして生きてください。広告をやってはいけません。目的は商業ビジネスです。

 

よくコンペなどの場合、広告代理店やデザイナーの提案された案を見た目や好みで決めてしまったとか、社員を集めて投票形式で決めてしまったとか。以外とデザインを決定する場合、そういうパターンが多いようです。ソツなくまとめられている 、万人受けするという以前にもっと大事なことを忘れている気がします。

ヒットのポイントは意外と反対意見や周りとは逆の視点を活かした企画、商品です。

 

最終的には某かの反応や反響をとらなければ意味がないのです。特に今の時代は。

 

さらに自称アーティストが広告業界に多いのはやはりデザインのデジタル化が原因でしょう。手軽で簡単な表現ソフトの進化に伴って増々自称アーティストや自己満足のデザインを増殖させています。なんか似た臭い広告物が街中にあふれています。なんとか風とか、なんかのコピーとか。そんなのばっかり。広告本来の以外と泥臭い部分を忘れちゃっています。

 

デザインもコピーも商品企画も表現手法(見た目)より企画(中身)です。絶対に。

そう考えると切り口が沢山でてくるのですね。

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