では、実際に自動車の広告を考えてみましょう。
雑誌、ポスター、チラシ、WEB連動
例)若い人向けのスポーツタイプの自動車の広告 つまんない案
普通案 デザインのかっこ良さを訴求する広告表現/黒バック(マットインク使用)にうっすらとロゴが大きめに入ってシルバーメタの横から撮影したカットと合成。スペックも英文で更に上に重なるみたいなーイメージ。 ただかっこいいだけの自称アーティスト風はこのバリエーションから抜けられない。
そこで目的別に切り口を想定してみると
企画1. ショールームに見に行きたくなる広告表現/
エンジンのアップとメーター部分の合成。車の外観は一切見せない。スペックを丁寧に分かりやすく表現。 キャッチコピーは「ショールームで会える。」 詳しくはショールームへ。各店の地図+来店ラジコンカープレゼントとか
企画2. ライフスタイルをイメージさせる広告表現/
若い女性をターゲット。天気の良い日、海の見える丘に止めた車とラフなファッションの女性。後から撮影したカットで車の全体は見せない。 キャッチコピーは「彼氏、いらないかも。」 詳しくはショールームへ。各店の地図+来店ワインプレゼントとか
企画3. こだわり層の感性をくすぐる広告表現/
いろいろなデザイングッズを並べ、隙間が車の形で空いている。 キャッチコピーは「コダワル族の愉しみがまた増える」 詳しくはショールームへ。各店の地図+来店記念グッズプレゼントとか
これでプレゼンの案は一気に4案。それぞれ方向性がはっきりしているので分かりやすい。 当然、捨て案はかっこいいイメージ案。 フラッシュアイデアだけど、、あっ、パクっちゃだめよ。
参考までに1959年から1975 年までに新聞に掲載されたVWビートルの広告は実に面白い。今の時代でも通用すると思うのだけれど。